小児循環器外来の設立について
私が、小児科医になりたての頃、心臓病に苦しむ小さないのちの闘いを目の当たりにしました。壮絶な闘いの中で、再度いのちが輝くお子さんや残念ながら力尽きてしまうお子さん達に出会いました。
それ以降、こどもの心臓病を中心に医師人生を歩み、心臓病を抱えたこども達に多くのことを学びました。学びの中には医学的な知識や技能にとどまらず、こども達の苦しみや喜び、両親の心配や不安、運動制限の困難さ、教育機関でのジレンマ、福祉制度の不完全性、親元を離れる際の注意点などです。
15年以上の小児循環器診療の中での学びを少しでもお返ししたいとの思いから、小児科外来の傍ら、小児循環器外来を設立しました。
それ以降、こどもの心臓病を中心に医師人生を歩み、心臓病を抱えたこども達に多くのことを学びました。学びの中には医学的な知識や技能にとどまらず、こども達の苦しみや喜び、両親の心配や不安、運動制限の困難さ、教育機関でのジレンマ、福祉制度の不完全性、親元を離れる際の注意点などです。
15年以上の小児循環器診療の中での学びを少しでもお返ししたいとの思いから、小児科外来の傍ら、小児循環器外来を設立しました。
小児循環器外来の受診について
当科では毎週火曜日14時から15時、毎週土曜日14時から17時までの時間帯は小児循環器外来のみを行っています。
感染症患者さんと接触のないように配慮するとともに完全予約制ですので待ち時間短縮に取り組んでいます。
上記時間内であれば、初診の方でも簡単にネット予約できる点も好評を頂いております。
生まれたての赤ちゃんなどすぐに診察を希望する場合やご都合が悪い際には他の時間帯も対応可能ですので、お電話頂ければと思います。
また、相談の内容が複雑な場合でも事前にお電話いただければ、受診時間調整をさせて頂き、相談内容について十分にお答えする時間を確保したいと思っていますので活用下さい。
当院は小児慢性特定疾患指定医療機関であり、様々な福祉制度を活用できるようにサポートすることを得意としておりますので、小児循環器領域の福祉制度でお悩みの方もお気軽に相談下さい。
設備面の充実も図っており、高性能心臓超音波検査、心電図検査、レントゲン検査、ホルター心電図、その場で結果の出るBNP、PT-INR、血ガス、血液検査がございます。
感染症患者さんと接触のないように配慮するとともに完全予約制ですので待ち時間短縮に取り組んでいます。
上記時間内であれば、初診の方でも簡単にネット予約できる点も好評を頂いております。
生まれたての赤ちゃんなどすぐに診察を希望する場合やご都合が悪い際には他の時間帯も対応可能ですので、お電話頂ければと思います。
また、相談の内容が複雑な場合でも事前にお電話いただければ、受診時間調整をさせて頂き、相談内容について十分にお答えする時間を確保したいと思っていますので活用下さい。
当院は小児慢性特定疾患指定医療機関であり、様々な福祉制度を活用できるようにサポートすることを得意としておりますので、小児循環器領域の福祉制度でお悩みの方もお気軽に相談下さい。
設備面の充実も図っており、高性能心臓超音波検査、心電図検査、レントゲン検査、ホルター心電図、その場で結果の出るBNP、PT-INR、血ガス、血液検査がございます。
以下の疾患を当外来では対象にしています
1心雑音
出生時に産婦人科クリニックや園・学校の検診で心雑音を指摘されることがあります。大部分は無害性心雑音あるいは機能性心雑音と呼ばれるもので、健康に問題はありません。ただし、一部の方は心臓に病気が見つかる場合がありますので、精密検査がお勧めです。
当院では迅速に検査が可能ですので、お気軽にご相談下さい。
当院では迅速に検査が可能ですので、お気軽にご相談下さい。
2先天性心疾患
近年では胎児診断や産婦人科クリニックで病気が見つかる場合も増えてきましたが、まだまだ乳児期や学童期に診断される場合も珍しくありません。受診を勧める症状は、哺乳時間が15分以上かかる、体重増加不良、顔色が悪い、呼吸が速い、汗をかきすぎる、運動後に疲れを訴える場合です。
些細な症状でも気になる場合は当院に相談下さい。
- 心室中隔欠損症
- 動脈管開存症
- 肺動脈弁狭窄症
- ファロー四徴症
- 房室中隔欠損症
- 総肺静脈還流異常症
- 心房中隔欠損症
- 卵円孔開存
- 末梢性肺動脈狭窄
- 両大血管右室起始症
- 完全大血管転位症
- 大動脈縮窄症
- 大動脈離断症
- 単心室(三尖弁閉鎖、左心低形成症候群、内臓錯位症候群)
- 弁膜症(大動脈弁狭窄症、大動脈閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症)
など
また、先天性心疾患のお持ちの方は専門医療機関に定期受診することがほとんどですが、かぜや予防接種等のちょっとした困りごとの際には基礎疾患の心臓との関連が心配になることも多いですので、そのような場合もお気軽に受診下さい。
3不整脈
安静時に動悸がする場合や急に倒れた際は不整脈の可能性があるため、受診が勧められます。赤ちゃんでも産婦人科クリニックで不整脈を指摘されることもあります。出生前後が最も心臓にかかる負担が大きくなり、不整脈が出現しやすくなるためです。
また、毎年小1、中1、高1で実施される学校心臓検診で心電図異常を指摘され、医療機関受診を勧められる場合があります。
当院では心電図異常の精密検査、上室性期外収縮、心室性期外収縮、心房頻拍、心室頻拍、洞不全症候群、WPW症候群、QT延長症候群、完全房室ブロック等の不整脈診療を行っています。
また、毎年小1、中1、高1で実施される学校心臓検診で心電図異常を指摘され、医療機関受診を勧められる場合があります。
当院では心電図異常の精密検査、上室性期外収縮、心室性期外収縮、心房頻拍、心室頻拍、洞不全症候群、WPW症候群、QT延長症候群、完全房室ブロック等の不整脈診療を行っています。
4川崎病
川崎病に罹患された方は心臓に後遺症を残す恐れがあるため、罹患後最低5年間もしくは小学校1年生まで毎年心臓検診が必要です。宮崎市ではさらに小学4年生、中学1年生、高校1年生でも心臓検診を受けるよう指導されることが多いです。引っ越し等で受診が難しい方は当院にお気軽に相談ください。
5成人先天性心疾患
現在では先天性心疾患のこども達は医学の進歩により90%は成人に到達されます。よって、先天性心疾患をお持ちの成人の方で、最近病院受診ができていない方、忙しくて薬を平日に取りに行けない方、専門医療機関に受診を希望する方にも対応しておりますので、お気軽に相談ください。
6心筋症
通学や体育の授業が大変で疲れやすくなってきた方や心筋症の家族歴がある場合は一度心臓検診を受けていた方が安心です。
こどもの心臓病で悩まれる方々の
人生が輝くお手伝いをモットーに、
優しさが溢れるような小児循環器外来を目指し、
診療していますので是非、お越し下さい!